福島第一原発事故から3年2カ月の5月12日、JR札幌駅西側紀伊国屋書店前で定例のフクシマデー宣伝署名行動に取組みました。昨日に続き気温が25℃を超える中、道労連傘下の労組や原発連メンバーなど8人が参加し、ハガキ付きチラシを配布しながら、「全道100万人」署名への協力をよびかけ、23筆の署名が寄せられました(写真)。
この日は原発連事務局次長の村井秀一さんと代表委員の米谷道保氏がマイクを握り、「福島原発事故から3年2カ月となるいまも、13万人超える福島県民が避難を強いられ、汚染水流出も止まらず、事故は収束どころか危機的状況が続いています。原発と人間社会は共生できないことは明らかです」「北海道の泊原発で同じような事故がおきれば、道民の命と暮らし、健康が脅かされ、基幹産業の農業や水産業、観光産業なども壊滅的打撃を受けるでしょう」「道新の世論調査では、道民の56%が泊原発の再稼動に反対しています」「この2年間、泊原発はすべて停まっていますが、電気は足りています」「停まっている泊原発はそのまま廃止、廃炉にしましょう」「道知事に泊原発の再稼働を容認しないよう―など4つのことを求める原発のない北海道の実現を求める全道100万人署名にご協力を願いします」などと訴えました。
この日は年配の男性の署名する姿が多くみられましたが、なかには「原発をなくすことには賛成だが、替わるエネルギーは大丈夫か」「自然エネルギーではコストが高くなるのではないか」など率直な疑問をぶつける方もおられました。