5・5宣伝署名行動で
57筆
57筆
―署名用紙下さいと3枚持ち帰られる方もー
泊原発3号機が定期検査入りで運転を停止し、泊原発3基全部が止まったのは2年前の5月5日・子どもの日。それから丸2年、急きょ札幌駅北口駅前広場で原発連による緊急昼休み宣伝署名行動が取り組まれました。
時折やや強い風が吹く中でしたが、気温が上がってあたたかくなり通行人は次々足を止めて全道100万人署名にサイン、30分で57筆と手ごたえが感じられました。この日行動に参加したのは4人、手にした署名用画板は3枚で、サインの大多数は札幌市民でしたが、なかに標茶町や遠軽町、江別市、美唄市、旭川市など…。厚別区民の一人は、署名用紙がほしいと3枚持ち帰られました。
事務局では、配布用のチラシ「泊原発稼働停止から2周年にあたって」(別紙・添付)を作成、全道100万人署名のハガキ付きチラシとセットで手渡しました。チラシには、「フクシマ事故の収束もなしに『再稼動』などとんでもない」「原発をベースロード電源とするエネ基本計画は撤回すべき」「北電による泊原発再稼動、電気料金再値上げゴリ押しは許せません」「今こそ原発のない北海道を―『全道100万人署名』にご協力を」などの見出しが躍っています。
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今こそ原発のない北海道をー「全道100万人署名」にご協力を!
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泊原発停止から2周年にあたって訴えます
今こそ原発のない
安心・安全な北海道を!
安心・安全な北海道を!
2年前の5月5日、泊原発3号機が定期検査入りで停止してからまる2年。泊原発は3基すべて止まったままです。しかし、電力は足りています。いまこそ、あぶない原発をやめて、安全で再生可能な自然エネルギーに切り替え、安心・安全な北海道を実現しましょう。
福島原発事故の収束もなしに「再稼動」などとんでもありません
フクシマ原発事故から3年2か月余。いまも事故原因は未解明で13万人もの県民が避難を強いられ、汚染水流出も止められず、事故収束の見通しはまったく立っていません。福島県では県内59の全市町村が県内の全原発廃炉を決議し、再稼動に反対し、完全賠償と復興、健康不安の解消を求めています。全国規模の世論調査でも、原発ゼロ、再稼働反対が多数です(別表)。
いま原発稼働ゼロ ー 全国でも北海道でも電力は足りている
しかも、昨年9月15日以降7カ月、全国すべての原発が止まったままです。しかし、電力不足は起きていません。北海道でもこの2年間、原発ゼロでもずっと電気は足りています。原発からすぐ撤退することは最も現実的で可能な道です。
人類はまだ放射能をコントロールできる技術を持っていません。危険な原発から撤退し、原発のない日本と北海道をつくろう!-これが多数の国民の願い、道民の願いです。
原発をベースロード電源とするエネ基本計画は撤回すべき!
ところが、安倍内閣は4月11日に閣議決定したエネルギー基本計画で、原発を「重要なベースロード電源」と位置づけ、これからも使い続けるとし、規制委員会の審査をクリアした原発は再稼動させるとし、原発から出る「核のごみ」を再処理して再利用する核燃サイクルも推進すると明記、原発輸出では首相自らトップセールスに暴走しています。
国民に背を向け、原発・核燃サイクルを推進するエネルギー基本計画は撤回すべきです。
北電による泊原発再稼動、電気料金再値上げゴリ押しは許せません
北電は4月30日、泊原発の再稼動が見通せないなか、火発の燃料費急増などによる経営悪化を理由に、夏までには電気料金再値上げ申請を判断すると表明、危険な原発の推進と、道民に一層犠牲を押付けようとしています。道民無視の北電の横暴は許せません。
私たちは、昨年5月以来、原発のない北海道の実現を求める「全道100万人」署名に取り組み、今年3月に約63万筆を道に提出(写真)。しかし、道知事は要請にこたえる態度を示していません。いまこそ「全道100万人」署名を達成し、①泊原発の再稼働を容認しない、②大間原発の建設中止を各関係機関に働きかける、③道の「核抜き条例」に基づき「核のごみ」の最終処分場を受け入れない、④「原発ゼロ」社会の実現に向け、再生可能な自然エネルギーを積極的に導入する―の4つの要請事項の実現を道知事に決断を迫りましょう。
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