NO!核のごみ・幌延の最終処分地を許さない北海道集会に450人
―豊富町民の会も、ノボリ立てたトラクター6台でパレードー
宗谷管内豊富町民センターで7日、「NO!核のごみ 幌延の最終処分地を許さない北海道集会」が開かれ、各地から約450人が参加しました。集会は北海道平和運動フォーラム主催、核廃棄物施設誘致に反対する道北連絡協議会などの共催で、高レベル放射性廃棄物処理施設反対豊富町民の会などの地元の住民団体も参加しました。
集会は、国が最終処分地候補地選定の文献調査申入れの対象に、幌延も例外でないとしているなか、来年度から幌延深地層研究センターで、実物大の核のごみの模型を地層処分する模擬実験を行う動きもあり、なし崩しに処分地とされることが危惧されるとして開催されたもの。集会では、ジャーナリストの鎌田慧氏が「行き詰まった原発政策の終焉」と題して講演し、「原子力は早い時期になくすことが使命」「廃棄物を持ち込まないという世論を幌延だけでなく、北海道全体に広げるべき」「北海道なら自然エネルギーを組み合わせた地域をつくって行ける」などと訴えました。
集会後、豊富町民の会の酪農家が、町民の会のノボリを立てたトラクター6台を先頭に、デモパレードし、「幌延を核のごみの最終処分地にさせないぞ!」「原発はいらないぞ!」などとアピールしました。(原発連事務局FAX通信より)