原発のない北海道の実現へ、
「100万筆」を集めきろう!
東日本大震災と東京電力福島第一原発事故から2年8ヶ月が経過しました。福島は今も深刻な事態のただ中にあります。汚染水は流れつづけ、「コントロール」などされていません。原発事故・震災関連の死者数は認定されただけでも1500人を超え、いまだ15万人もの人たちが避難生活を余儀なくされています。政府は避難者の「全員帰還」を断念し、一部の避難者について「移住」を促うとしていますが、復興の道筋は示されていません。
原発事故の収束の見通しすら立っていないなか、安倍晋三首相は各地の原発を再稼働させるとともに、「原発事故の経験と教訓を生かす」として原発輸出をすすめようとしています。
北海道電力は7月8日に泊原発の再稼働を申請しましたが、原子力規制委員会に「データ流用」を見抜かれ「替え玉受験だ」と厳しく批判されました。電気料金の値上げで道民を脅し、泊原発の再稼働を狙う北電に対し、「原発依存度を下げ、電源多様化を図る展望もなく、『再稼働か値上げか』といった不毛な二者択一は受け入れられない」(11月1日付「道新」社説)と一蹴しています。
道民の安全を率先して守るべき高橋はるみ北海道知事は「だんまり」を決め込み、国や周辺自治体へ責任を転嫁することに終始しています。
10月5日に岩内町で行った「STOP!泊原発の再稼働 さようなら原発北海道集会in岩内」では、泊原発で事故が起きた際の放射能の拡散状況を調べるために1000個の風船を飛ばしました。風船は、翌日には旭川、芦別、当別、札幌などで発見されており、泊原発で事故が起きれば「北海道のどこにも逃げ場はない」ことを示しました。
「安全・安心に暮らしたい」という願いは、すべての道民の願いです。いのちと原発は共存できません。
倉本聰さんなど5氏が呼びかけ人となった「原発のない北海道の実現を求める全道100万人署名」は、10月末現在で約40万筆を集約しています。さようなら原発北海道実行委員会は、当初10月末までとしていた署名のとりくみ期間を当面12月末まで延長し、100万筆を集め切って泊原発の再稼働を断念させるため、もうひとまわり署名の取り組みを広げることを確認しました。
泊原発をはじめ日本にあるすべての原発が停止して、2ヶ月が経過しました。「危険な原発をわざわざ動かす必要がない」ことが誰の目にも明らかになっており、「原発ゼロ」を求める声はますます広がっています。何としても100万筆を集めきって、高橋知事に「100万道民の声」を届け、泊原発の再稼働を断念させ、原発ゼロを決断させましょう。
みなさんへ、原発100万署名運動の目標達成へのご協力を心から訴えます。
①声をかけあい、それぞれが決めた目標を必ず達成しましょう。
②署名運動の「担い手」を増やしましょう。
③家族、友人、知人、向こう三軒両隣など、あらゆる人に署名の協力を訴えましょう。
④地域で取り組まれている宣伝・署名行動への参加を広げましょう。
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2013年11月11日
原発問題全道連絡会代表委員 畠山 和也
国民大運動北海道実行委員会実行委員長 石塚 隆幸
北海道労働組合総連合議長 黒澤 幸一
新日本婦人の会北海道本部会長 工藤富美子
北海道民主医療機関連合会会長 堺 慎
北海道商工団体連合会会長 石塚 隆幸
北海道生活と健康を守る会連合会会長 三浦 誠一
農民運動北海道連合会委員長 山川 秀正