72回目の金曜日・道庁前行動に約100人
ー知事は幌延深地層研究計画の終了期限に責任持て
~道北連絡協5氏が発言ー
15日夜、北海道反原発連合の72回目の道庁前行動が行われ約100人が参加しました。この日は、道庁へ申し入れに来札中の「核廃棄物施設誘致に反対する道北連絡協議会」の代表6人も参加、5氏が発言、幌延にも北海道にも核のゴミはいりません!と訴えました。
15日金曜日72回目の道庁前行動に約100人が参加、泊原発再稼働反対、幌延を核のゴミ捨て場にするな、大間原発の建設は中止せよなどを元気にアピール。
この日の行動には、この日午後道庁を訪れ、幌延深地層研究センターの研究計画をおよそ20年とし、終了後掘った穴は埋め戻すことを明記した3者協定の当事者である道知事に、研究計画の終了年限をはっきり示せ、そのためにも原研機構が来年決めるとしている第3期中期計画のなかに終了年限や埋戻し年限を明記するよう申し入れるべきーと申し入れを行った「核廃棄物施設誘致に反対する道北連絡協議会」のメンバー6人も参加、5人が次々マイクを握ってアピールしました。
代表委員の一人・鷲見悟幌延町議は、国の高レベル放射性廃棄物の地層研究事業は、2000年スタート当時、岐阜県瑞浪と東海の原子力村と、幌延の3カ所で、総額1600億円の事業計画だったが、このうち約6割の1060億円が幌延で使われる計画にだったこと、すでにこの約10年余りの間に、当初計画を大幅に上回る約400億円が穴を掘るためにつぎ込まれ、経産省予算の深地層研究事業と合わせると約800億円が使われていること、これは幌延の地質や地盤が崩れやすくガスや水が発生しやすい不適地のために、当初計画よりもはるかにカネがかかっているためで、人口2300人の幌延町の酪農振興には使われず、町の発展にも結びついていないと述べ、酪農地帯の幌延や豊富、宗谷・天北には核のゴミ処理施設も処分場もいらない、今日、道に研究センターの研究事業の修了年限をはっきり示せと申し入れたが、道は原研機構が来年度から5か年の第3期中期計画の中で検討するといっているので、それを見て考えると無責任な態度に終始したと厳しく批判、「深地層研究センター廃止まで闘います。力を貸して下さい」―と力強く訴えました。
―福島の小学校の授業に汚染されていない北海道産のどんぐりや松かさが使われている~整形外科医がアピールー
先週の金曜日行動に続いてマイクを握った整形外科医の猫塚医師は、福島県の小学校の授業にどんぐりと松かさを使うことになり、汚染されていないどんぐりと松かさを提供して下さいと全国に発信、たくさん送られてきたそうです、使うにあたって放射線量を測定したところ、東京や神奈川からのものは汚染されていて使えなかったそうです。汚染されていない北海道産のものは使われたそうです。まだ北海道は汚染されていないのです。食料基地北海道を汚染させてはなりません。泊原発も大間原発もいりません。幌延を放射能で汚染させてはなりません。原発のない北海道を実現するために頑張りましょう―などとアピール、声援が湧きました。
(100万署名推進ニュース、原発連事務局FAX通信から抜粋・編集しました)