2015年3月23日月曜日

原発問題連絡会ニュース 第258号2015年3月20日

道知事選―原発連も理事会で
佐藤のりゆきさんの支援を確認
佐藤のりゆきさんとともに
原発のない北海道を実現しよう

  原発問題全道連絡会は、2月24日に緊急理事会を開催し、明るい革新道政をつくる会(明るい会)の4つの共同目標と主要な政策で大筋一致でき、共同の意思も確認できることから佐藤のりゆき氏支援を決めた明るい会の結論について、黒澤幸一明るい会代表世話人からも詳しい報告を受け、熱心に論議。「支援するには政策協定のようなきちんとしたものが必要だ」「少なくとも例えば、佐藤さんのこれこれの政策が支持出来るなど、支持を訴えられるものが必要」などの意見が多く出されました。最終的には明るい会として一歩でも二歩でも前進できる内容で現知事を打ち破れるようなたたかいをしたいとの意向を受け止め、原発連も佐藤のりゆき氏の支援を確認しました。
佐藤のりゆき事務所に4項目の政策要望を届け、
公約に掲げるよう要請
  原発連の「政策要望は佐藤候補と一致できるものが多い」
―藤野哲也事務所長が表明
  原発連は3月5日、佐藤のりゆき事務所を訪ね、原発・核燃サイクルに関する4項目の政策要望を手渡し、知事選の公約に反映するよう要請しました。要請には、米谷道保代表委員と佐藤久志事務局長があたりました。

この日、佐藤氏本人は留萌方面を遊説中ということで会えませんでしたが、藤野哲也事務所長が応対しました。その際藤野所長は、4項目の政策要望について、「佐藤候補がいつも言っていることと一致できるものが多い」と語り、原発のない北海道の実現について共同できる可能性が大きいと実感できました。
  原発連が示した政策要望は以下の4項目です。
  泊原発の再稼働に反対し、電力不足がおきていない今、ただちに泊原発の廃止・廃炉入りを掲げる。
  世界にも例がないより危険なフルモックス原発である大間原発は、直ちに建設中止をもとめる。
  もんじゅや六ケ所再処理工場は事実上破たんしており、核のごみを全量再処理・再利用する核燃料サイクル政策は中止を求めること。北海道を核のごみ捨て場にさせないこと。

  地産地消を軸に再生可能エネルギーを積極的に普及し、エネルギー自給率100%を目標にすること。




明るい会のよびかけに応え、
宣伝・対話・支持拡大に打って出ましょう
―「明るい会ニュース」の配布と構成員一人あたり10人以上の支持拡大をすすめましょうー
違いははっきりー知事選予定候補の原発・核燃サイクル政策を比べれば
 


    
 



東日本大震災から4周年!フクシマを忘れない!
3・11鎮魂と復興支援・連帯行動!
東日本大震災とフクシマ原発震災から4周年の3・11メモリアル行動は、粉雪が舞う中15団体から約40人が参加しました。
タペストリーを掲げ、原発連、道生連、道母親連絡会、道高教組、共産党道委、新婦人の会道本部、道労連の仲間が代わる代わるマイクを握って、大震災とりわけ福島原発震災から4周年。原発と人間社会は共存できない、フクシマを忘れない!と代わる代わるリレートーク。フクシマ復興共同センターが取り組んでいる県民過半数を目標とする100万人署名とフクシマ復興支援募金を呼びかけました。途中14時46分大震災発生時刻には、全員で黙とう(写真)しました。 
3・11メモリアル行動で黙とう(3月11日)














3・16フクシマと道政転換を考えるつどい
知事選告示まで10日と迫った16日、原発連主催で「フクシマと道政転換を考えるつどい~」を開催。DVD:「あやまれ つぐなえ なくせ原発・放射能汚染~いわき市民と避難住民のたたかい」を上映後、米谷道保原発連代表委員が「原発のない北海道の実現へ道政転換を考える」題して話題提供をおこない、佐藤のりゆき氏と高橋はるみ氏の原発・核燃サイクル政策の違いははっきりしていることを示しました。これをうけて参加者から、佐藤のりゆきさんを激励し、原発のない北海道を託そうと語り合いました。

《地域の会の活動紹介―苫小牧の会ニュース第27号から》
 脱原発・自然エネルギーをすすめる苫小牧の会(苫小牧の会)は、この4年毎年開いている「3・11フクシマを忘れない」メモリアル集会を、今年は3月7日に、大間原発の建設に反対して「あさこハウス」を建てた熊谷あさ子さんの長女、小笠原厚子さんを講師に迎えて「あさこはうすを守ることは魂を守ること」と題する講演会を開催しました。今回は、苫小牧の会のニュース第27号(3月8日発行)から、参加者の感想を紹介します。なお、講演会には、市民約130人が参加し、最初に全員で黙とうを行っています。


◎(いのちをかけた)不屈の闘いを親子2代にわたってやっておられる方が、この日本に身近におられることに感動、感謝しております。すばらしい!3代目(娘さん)も来ておられることに感涙!健康に留意され頑張ってください。(男性、60才代)
◎何度も何度も涙が出てきました。熊谷あさ子さんがひとりでたたかってこられたことがよくわかりました。お母様の御遺志を受け継がれてこられた小笠原厚子さんもご立派です。私も何か支援できることがありましたら、行いたいと思います。まずは「あさこはうす」宛てにお手紙を書きます。(女性、40才代)
◎どうしても時々、福島の人たちの思いや原発事故がもたらした被害の大きさのことを自分のこととして考え行動する気持ちが薄れてしまうことがあります。あさこはうすを守る厚子さんの強い意志、あさこはうすをつくったお母さんの行動力にあらためて、人として大事なことを教えていただいたように思います。今日のお話を聞いたことを生かしてこれからも自分に何ができるか考え行動していきたいと思います。(女性、40才代)
◎素朴な情が伝わってきました.ものすごい反あさこはうすが、知人などの身近な人を使って行われる権力者のすさまじい力と狡さを感じます。応援しなければならない。一人の強さ・偉大さを感じました。理論でなく、情の強さが一番。すばらしい講演でした。(男性、60才以上)
◎小笠原さんのお話をほんとうに胸の詰まる思いで聞かせていただきました。お母さん(あさこさん)の思い、お母さんを思う小笠原さんの思いを聞くことができ、さらに原発を再稼働させない、脱原発の社会をつくっていかなければいけないという思いを強くしました。お母さんが受けてきた嫌がらせや買収については、私の地元福島で行われたことと全く共通しています。原発事故後もそうです。補償問題や放射線の問題で県民をバラバラにしています。家族もバラバラにされています。稼働しては、作ってしまってからでは遅すぎます。頑張りましょう。(女性、40才代)