に500人余
―道南連絡会から68人、
道原発連から6人―
20日の現地集会は、時々雨がぱらつく曇り空のなかで、大間原発に隣接するにわか作りの集会場(大間原
発に反対する地主の会所有)は、地元の青森県や対岸の道南地方はじめ全国各地からの500人を超える参加者で埋まりました(写真)。
集会は、大間原発訴訟の会代表の竹田とし子さんのメッセージ紹介
で始まり、大間町の大間原発に反対する会代表の佐藤亮一さんをはじめ、大間原発に反対する地主の会の今村修代表、女川から未来を考える会の武藤聡さん、脱原発原告団全国連絡会・共同代表の小野有五さん、紺谷谷克孝函館市議、奥村榮青森県労連議長ら12氏が挨拶。
竹田とし子さんのメッセージ要旨「7月18日の第13回公判で裁判長は意見陳述認めず、短時間で終わったが、私たちの訴訟が函館市長の訴訟につながったと思う。いまこそ、故熊谷あさ子さんの『大間の海は宝の海』―この言葉を全国に広げて、大間原発建設を中止させたい」が紹介されました。
小野有五さんは「この集会場に来る途中、河岸段丘があり、大間原発は2段目の段丘に建設中ですが、河岸段丘は地震で隆起したことを示すものであり、こういう場所に原発を建設してはなりません」「泊原発の廃炉の会には1230人の原告が参加し、廃炉を求める訴訟を行っています。廃炉の会では“知ってましたか?原発を止めた方が得する8つの理由”というパンフレットを作ったので読んでほしい」などと挨拶しました。
紺谷克孝函館市議は、「今日は大間原発訴訟の会、バイバイ大間原発函館ウオーク、原発をなくす道南連絡会から89人が参加しました。このうち道南連絡会は68人で、江差(新婦人)6人、札幌(道原発連)6人、苫小牧からも来ています」「7月3日の東京地裁での初公判で、工藤函館市長が35分間意見陳述しました。大変立派な内容です。函館市のHPに全文が載っています。是非読んでほしい。全国各地から激励のメッセージが寄せられ、訴訟支援募金は2500万円を超えています。最近、函館市の訴訟を勉強したいという視察が増えています。新潟県の柏崎刈羽原発や静岡県の浜岡原発などの隣接自治体などから来ています。先日、岩内町で函館市の訴訟の学習会があり行ってきましたが、30キロ圏の町村の原発反対の5団体が主催するもので、ここでも運動が広がっていることを実感しました。函館市議会は、大間原発の建設の無期限凍結の決議をしています。実現するまで頑張ります」などと挨拶しました。
現地集会終了後、風船を500個飛ばした後、ノボリやプラカード、横断幕などを掲げ、宣伝カー2台を出して楽器隊を先頭に大間町内を賑やかにデモ行進しました(写真)。
参加者の一人の女性は「2回目の参加だけど、前回よりもはるかにたくさんの人が参加し、後ろを見てもずうっと隊列が続いていて感動した。また、いろいろな団体や各地の代表からわかりやすい初めて聞く話もあり勉強になり激励されました」と感想を語っていました。
なお、前日の19日の夕方、道原発連のツアー参加者は、JR函館駅前で道南連絡会といっしょに大間原発建設反対の横断幕を掲げて宣伝署名行動を行いました。また、この間原発連に寄せられた函館市の訴訟支援募金は、22日原発連理事の紺谷市議をつうじて函館市長に届けました。支援募金に感謝します。(原発連事務局FAX通信より)