道が原子力機構理事の「『もったいない』
発言で文科省に
「原子力機構を指導するよう要請する」
と表明
-道北連絡協議会が申入れた事実を無視できなくなり―
道は4日の道議会産炭地域振興・エネルギー問題特別委で、5月14日に核廃棄物施設誘致に反対する道北
連絡協議会が道への申入れの中で明らかにした、原子力研究開発機構の野村茂雄理事が、4月24日に幌延町議会常任委員会の一行5人が、東海村にある原子力機構の研究所を視察に訪れた際に、幌延や瑞浪の地層研究施設で掘った坑道を埋め戻すのは『もったいない』と、3者協定に反する発言を行った問題について、文科省に原子力機構を指導するよう要請すると表明しました(「道新」6月5日)。
この「もったいない」発言の問題は、幌延深地層研究センターが5月26日に幌延町で行った今年度の同センターの事業計画の説明会の場でも、参加者から厳しく抗議する声が上がり、説明会場が紛糾する事態になるなど、3者協定の当事者である道も「もったいない」発言の事実を無視できなくなり、国への要請を表明せざるを得ない事態に追い込まれたことを示すものです。