福井地裁の大飯原発差し止めの画期的判決を
力に泊原発と全国のすべての原発の再稼動を
ストップさせよう!
― 6月18日、道原発連が緊急学習会 ―力に泊原発と全国のすべての原発の再稼動を
ストップさせよう!
原発問題全道連絡会は18日、福井地裁の大飯原発3、4号機差し止めという画期的判決をしっかり学び、泊原発の再稼働を許さないたたかいをさらに広げようと緊急学習会を開催、30人が参加しました。
講演する今橋直弁護士(6月18日) |
参加者から「判決の画期的な点がよくわかった。反対運動がこうした判決を生み出すもとになるとあらためて感じ、今後も運動を続けたい」「泊原発の具体的危険性を今後さらに裁判で追及してほしい」などの感想や要望が寄せられました。
黒澤幸一代表委員(道労連議長)は「福井地裁判決を生かし、また、今日学んだことを力にして運動を広げ、全道100万人署名をやり切りたい」と閉会あいさつしました。
川内原発の再稼動に反対の首都圏と鹿児島での抗議行動に呼応し、
道原発連が全道100万人署名と一体に、
札幌で2回の連帯行動
道原発連は、6月1日には首都圏反原発連合による「川内原発再稼動やめろ!0601官邸・国会前☆大抗議」、13日には3・11鹿児島県実行委員会による川内原発再稼働反対!鹿児島県庁包囲行動に呼応し、札幌市内で川内原発・泊原発再稼働反対!札幌連帯行動を実施しました。
1日は、大通公園西3丁目に原発連加盟団体や毎週金曜日夜道庁前抗議行動を行っている北海道反原発連合のメンバーら約20人が参加し、「日本で一番早く原発の再稼働が狙われている鹿児島県にある九州電力の川内原発1、2号機の再稼働と泊原発の再稼働をストップさせる札幌連帯行動です。川内原発も泊原発も再稼動させず、停止している今のまま廃止させ廃炉に追い込みましょう」「いまこそ原発のない安心・安全な日本と北海道を実現しましょう」「原発のない北海道の実現を求める全道100万人署名にご協力下さい」などと呼びかけました。
フクシマで事故があったのにまだ原発を動かそうとするなどおかしいですよ」
13日にはJR札幌駅北口駅前広場で、雨の中、全道100万人署名をよびかけ、全原発の廃炉を訴えるビラを配布しました。
マイクを握った森つねと日本共産党国政相談室長は、「川内原発がある九州には、桜島等火山がたくさん点在しており、超巨大噴火やそれに伴う火砕流が繰り返し起きている」と危険性を指摘し、「日本全国どこにも原発はいりません」と訴えました。
原発・核燃サイクルから撤退の合意形成へ
―5・26、6・11デーで全道100万人署名
~ 道原発連と国民大運動道実行委―
―日本キリスト教団の教会から15筆寄せられる
4月25日に全道100万人署名への協力要請で訪問し快諾をえていた教会から、日曜日の礼拝に訪れた信者などからの署名だとして15筆が寄せられました。
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「新しい規制基準は世界で最も厳しい」
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「新しい規制基準は世界で最も厳しい」
は根拠不明?
今年2014年4月に新しい「エネルギー基本計画」が閣議決定されました。そこには「原子力規制委員会により世界で最も高い厳しい水準の規制基準に適合すると認められた場合には、その判断を尊重し原子力発電所の再稼働を進める。」書かれています。ところが「世界で最も厳しい」という根拠について菅元首相が質問主意書で政府にただしてみると「根拠は何も示されなかった」と答弁書を批判した(朝日新聞、4月26日)とのことです。同じ記事で、民主党部門会議で資源エネルギー庁の職員が同じ質問に「答えられず立ち往生」したともあります。
「世界で最も厳しい基準」は安倍首相が連発していますが、原子力規制委員会の田中委員長も規制基準を作成中の昨年1月23日の記者会見で「地震・津波に関しては、今の議論の流れからいうと、間違いなく世界一厳しい基準になると思います。」と似たようなことを言っています。「今の議論の流れ」というのは「ヨーロッパでは、地震・津波というのは、ほとんど考えなくていいのです。アメリカは一部西の方で、幾らかそういうことがあるのですが、日本ほど深刻というか、外的な条件が厳しくない。余り外国は参考にならないと思います。」というものです。要するに日本のような地震・津波の危険が大きいところに原発を建てているのは日本以外にはない、というのが「世界一」の根拠だというのですから、答弁書に書くわけにはいかなかったのでしょう。
新規制基準を最終決定した日(昨年6月19日)の記者会見で田中委員長は次のように述べています。「言い方が適当かどうか分かりませんけど、世界でも一番厳しいような規制基準をつくっていくのだということで取り組んできました。全体としてそこそこ狙い通りのものが出来たのではないかと思っています。具体的に適用していく段階で、この基準の真価が問われてくると思っています。」
なお、原発の過酷事故は地震・津波がこなくても起きる、原子炉を冷やすことが出来なくなれば起きる、ということを忘れないで欲しいと思います。
(石崎健二)
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【原発をなくす地域の会】の活動から
市主催で1万人規模の市民集会を!などを要請
―道南連絡会が函館市に大間原発建設中止のため
4点の要請―
原発をなくす道南連絡会は6月10日、紺谷克孝共同代表と岩瀬英雄事務局長が函館市を訪れ、川越英雄総務部長と小山内千春次長に「大間原発建設中止のための要請」を行いました。
連絡会の要請書は、函館市が大間原発建設差し止め訴訟に踏み切ったことに敬意を表するとともに、大間原発建設反対の世論喚起と函館市民の運動参加の一環として4点にわたって要請しています。
1つは、函館市が主催する大規模市民集会の開催=市長が呼びかけて市民に参加を促せば、1万人規模の集会が可能で、函館市民が訴訟を支援している姿を全国にアピールできる。
2つは、市庁舎内外への横断幕や掲示板の設置。これは函館市を訪れる観光客や市民に大間原発建設差し止め訴訟を行っていることを一目でわかるように掲示物を設置するもの。
3つは、ステッカーの作成と市民への配布。自宅の玄関や自動車に貼りつけ、訴訟を支援する。
4つは、建設中止を求める署名を作成し、市役所や関連施設に署名コーナーを設置する。
(この原稿は、岩瀬秀雄さんの投稿要旨です)
苫小牧の会提出の「エネ基本計画撤回」陳情は
継続審議に
11日の委員会では、はじめに浦田操会長が趣旨説明をおこない、政府のエネルギー基本計画は原発をベースロード電源としているが、福島原発事故が収束していないこと、福井地裁が大飯原発差し止め訴訟で住民勝訴の判決を出したことをあげ、「エネ基本計画を撤回し、自然エネルギーをこそベースロード電源に位置づけるべきだ」と述べました。市側からは何もコメントはなく、その後の審議では、共産党と民主党の委員が趣旨採択を主張しましたが、他の会派が、撤回の是非を判断する材料や情報が不足している、今後の国会審議や経過を見たいなどと主張し継続審議となりました。
【苫小牧の会のニュース(第20号、6月12日)の要約】
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― 原子力防災・避難計画から再稼働の是非を考えるー
◇日 時 7月2日(水)18時30分~21時
◇会 場 札幌エルプラザ2階環境研修室(北区北8西3)
― JR札幌駅北口から徒歩約3分
◇主催 原発問題全道連絡会【電話011(815)8181】
◇主催 原発問題全道連絡会【電話011(815)8181】
大間原発訴訟支援・連帯ツアーで
7・20「第7回大間原発反対現地集会」行こう
<ツアーの行程表~札幌からJRで行く場合>
函館着 15時46分。函館泊(ホテルは各自確保)
*7月20日(日) 8時30分 函館港フェリーターミナル集合
(フェリー代は往復で4940円)