2013年6月16日日曜日

参議院選挙にあたってのアピール発表


参議院選挙にあたってのアピール

原発ゼロは、ふくしまの願い、国民・道民の声ですー
安倍自公政権の原発再稼働、海外輸出の暴走を許さず、即時原発ゼロ、再生可能エネルギーへの転換に全力をあげる政党と候補者を選ぼう


             2013年6月14日   原発問題全道連絡会    
                       (札幌市白石区菊水5条1丁目、道労連内)
                               (電話:011-815-8181)
                                (Fax:011-815-4545)


 7月4日公示・21日投票の参議院選挙が直前に迫りました。
 この参議院選挙は、昨年末の総選挙に続いて、原発問題が重大な争点の一つになることは明らかです。福島第一原発事故から2年余、いまも事故の原因は究明されず、収束の見通しもたっていません。国も東電も福島原発事故を「人災」と認めようとせず、被災者の健康管理対策にも、全面賠償の要求にも、ふるさとに帰れない人々の苦しみの声にも、背を向けたままです。原発と人間社会が共存できないことは誰の目にも明らかです。「いますぐ原発ゼロの決断を」が、ふくしまの願い、国民の声です。原発再稼働や海外への輸出は論外です。
ところが、安倍自公政権は、前政権の事故の“収束宣言”の撤回を拒み、事故原因の究明や事故の早期収束に全力をつくすことも怠りながら、原子力規制委員会が策定する新規制基準をクリアした原発から順次再稼働すると公言するばかりか、原発の海外輸出に大々的に踏み出す暴走ぶりです。しかし、安倍内閣が参議院選挙を前に発表した経済成長戦略に関する世論調査でも、経済成長に原発を活用するに「反対」が59%、「賛成」が27%、再稼働に「反対」が58%、「賛成」が28%(「朝日」6月11日)と、民意は明瞭です。
今度の参議院選挙は、「いますぐ原発ゼロの決断」を求めるふくしまの願い、国民・道民多数の声にこたえ、原発推進に暴走する安倍自公政権に厳しい審判を下し、「即時原発ゼロ」「再生可能な自然エネルギーへの転換」に全力あげる政党と候補者を選ぶかどうか、が問われる大事な選挙です。
どの政党と候補者が、安倍自・公政権の暴走に真っ向から立ち向かい、ふくしまの願い、国民・道民の声にこたえ、即時原発ゼロ、原発のない安全・安心な日本と北海道の実現のために、ぶれずに頑張れるのか、見極めなければなりません。
昨年末の総選挙では、原発ゼロを求める広範な国民の声に押され、多くの政党が乱立して即時原発ゼロや20~30年代に原発ゼロの脱原発、あるいは卒原発などと、有権者にわかりにくい公約を乱発し、結局原発ゼロは無責任だと攻撃した自民党に、小選挙区制の害悪のもとで、4割の得票で8割の議席を与える結果を招きました。
今度の参議院選挙では、このような総選挙の二の舞にならぬように、ふくしまの願い、国民・道民の声にたって、自公政権の暴走に真正面から立ち向かい、即時原発ゼロ、再生可能エネルギーへの転換に全力をあげる政党と候補者を勝利させ、原発のない安全・安心な日本と北海道を実現する政治に踏み出そうではありませんか。
北海道では、「泊原発再稼働反対・即時廃止・廃炉」「大間原発建設中止」「幌延と北海道を核のごみ捨て場にするな」を公約にかかげ、その実現のために行動する政党と候補者を、多数国会へ送り出そうではありませんか。そのための奮闘を心からよびかけます。  

                          以上