2017年9月29日金曜日

原発問題連絡会ニュース 第288号 2017年9月20日


フクシマ事故で原発コスト安の安全神話は破たん

再生可能エネを軸に地域分散型の
強靭性のある電源構成と設備を
―9・14「フクシマ後の世界の原発の動向と
電源構成の未来を考える」講演会からー
 
原発問題全道連絡会と国民大運動北海道実行委員会は9月14日、札幌市内で「フクシマ後の世界の原発の動向と電源構成の未来を考える」講演会を開催しました。参加者は25人。講師は「原発なくそう!登別の会」代表・元室蘭工業大学教授の宮尾正大氏。(写真は、講演する宮尾正大氏)。


 
電力という商品の特殊性を理解して扱うことが大事

 宮尾氏は最初に、「電力という商品の特殊性をよく知って使うことが大事です」として次のように語りました。「電力には色も匂いもなく“品質がない”。金属の電線で、発売元と買い手をつなぐだけで手に入ります。金属の中には電気の元になる電子がぎっしり詰まっていて、売り手が売り先へ電気を押し込むと、ところてんのように買い手の口から押し出されます。どこでつくられても全く区別がつきません。あるのは電圧という規格だけです。光速の速さで流れるが、貯めにくく扱いが難しい商品です。貯めにくいから発電量と消費量のマッチング(消費量より発電量を5%くらい余裕を持ち安定に供給できるように維持しなければならない)が大前提です。足りなくなると、発電所が次々落ちて間違えば瞬時に全停電になる。1カ月ほど前、台湾で発電所1カ所を操作を間違って止めたことから大規模な全停電になった。このため電力会社は常に予備発電所を用意しなければならない、これが電力の供給予備率です。


 

 

 
今一つ、電力は交流で供給している特別な商品です。全北海道同時に1秒間に50回の速さでプラス、マイナスを繰り返している商品を扱う難しい商品です。しかも、常に変化する使用量にぴったり合わせて発電しなければなりません。これを行なうのが電力制御で、それを電力会社がやっている(中央指令室で)のが電力会社です。かつては人間がメーターを見ながら電話で指令を出していましたが、今は半導体の発達でコンピューター管理(制御)できるようになり自動化されています。電力会社にとって、天気任せの太陽光や風力発電は迷惑そのものだったのです」と述べました。
 

“原発推進ありき”で世界の流れに逆行する安倍政権の異常な政治


次いで宮尾氏は、ここ20数年間の世界の原発メーカーの動向、合併の変遷を図表で紹介し、フクシマ後、原発メーカーで元気なのは日本の3大メーカー位だと述べつつ、その日本でも、東芝は今WHの買収問題を契機に危機的状況です、三菱重工業も豪華客船の建造での大規模赤字で危機的状況にある。日立製作所もイギリスの2原発の建設を受注したが建設コストが1基1兆円を超え、コスト高で厳しい状況にある、それはフクシマ後の学生の就職志願状況にもはっきり表れ、今や原発関連会社に就職を希望する学生はフクシマ以前の5分の1、あるいはそれ以下しかいないとグラフで示しました。ところが、安倍政権はあくまで原発推進、原発輸出に前のめりで、世界の動向の真逆を走っており、破たんは必至ですーと強調しました。 


原発のような集中型発電設備の脆弱性が明白に


さらに宮尾氏は、福島原発事故で原発のような集中型電源設備の脆弱性が一挙に明らかになる一方、電力自由化時代を迎え、電力制御技術の急速な進歩と分散型電源設備の普及が進み、その強靭性が明らかになってきたとして、再生エネルギー先進国・スペインの電力制御システムの例を、2014年のHTB報道ステーションの古館氏と元経産省官僚の古賀茂明氏との放送番組を映像で紹介。参加者は、半導体やマイコンを使った電力機器が普及し、電力制御技術が飛躍的に進歩、いわゆるパワーエレクトロニクスですが、このおかげで従来は面倒だった家庭などの太陽光発電電力を電力網に送り出せる時代になった、それも家庭レベルまでできる時代になった―など、スペインの電力制御操作室からの映像を食い入るように見ました。


再生可能エネを軸に地域分散型電源設備で強靭性ある送配電網の建設を


宮尾氏は、「それでは、こういう電力情勢の中で我々はどうすればよいか」に話を進め、1つは原発からどう撤退するかが重要だと述べ、①政府にどう決断させるか、②核廃棄物(高レベル放射性廃棄物など)の後始末をどうするかに触れ、その方法は、日本学術会議の提案している“見えるところで管理しながら処理・処分技術の研究開発を進める”(これが今考えられるベストだと思うとのコメントを添えました)、③国民が原発電気の利用を拒否することーも大事だとしました。

 その点で、再生可能エネルギーの地産地消を進めることが重要で、大都市や電気をたくさん消費する工業地帯などでは難しいが、小規模自治体は可能だし家庭はもちろん可能ですーと自宅の例も紹介しました。


最後は政治と金です


最後に宮尾氏は、これを実現するには「政治と金が必要です」として、政治力が大事で、これは選挙で勝ち、そういう政府をつくることです。同時に金が必要です。それは補助金でなく自らも金を出すファンド形式がよいとのべ、大規模なファンドは都道府県が、家庭や地方自治体は中小規模の発電設備を設置するファンドも必要です、と語りました。ー


2人の参加者の感想文から ~ わかりやすく面白く大賛成。もっと多くの人に聞かせたいし、賛同者を増やしたいー

「素人の私にもわかりやすい内容でした。小規模自治体の可能性や、これからの取組み、方向性が少し明かりを見たような気になりました。政治を変えることは本当に大事だと思います。」(O氏)「大変面白く、結論に大賛成。政治に働きかける、国民の力を増大させる運動が必要。どう取り組むか、私は札幌北区で革新懇運動に参加している一人ですが、学習会など是非もっと多くの人に(宮尾)先生のお話を聞いてもらい、理解者、賛同者を増やしたい。私自身もっと理解を深めたいと思いました。(高橋重人)
 
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「原発も核のごみ捨て場もない
北海道の実現を求める」道議会請願の審査促進を!
道原発連9月5日、道議会産炭地振興・エネ特別委員長に申入れー 
 藤沢澄雄特別委員長「理事会で協議し回答します」
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道知事に
「泊原発の再稼働を認めないよう求める
公開質問状」を提出
9月8日ー「泊原発を再稼働させない北海道連絡会」
               (代表 市川守弘 )7氏
 


9月8日(金)午前10時、市川守弘代表、新藤大次郎副代表、川原茂雄副代表ら7氏が、道庁西別館で公開質問状を提出、2週間以内に知事名の文書回答を求めました(写真 上)。
提出後、参加者からひと言づつ、「道民の安全を守る知事の立場から知事に質問に答えてほしい」「知事は廃炉に向けた決断を」「北電への指導をしっかりやってほしい」などの要望を伝えました(写真 下)。
 応対した道総務部危機管理対策局原子力安全対策課の職員は、「質問状は通常公文書。回答は通常課長名で行う。決済は局長まで。文書は知事にはわたっている」などと説明するだけで、知事名で回答するとは言いませんでした。知事が自分で回答せず、通常課長名で行うなどというやり方を認めるわけにいきません。
 
 
 
 
 
 
【公開質問状の要旨】

私たち北海道連絡会は、去る5月19日、貴職宛てに泊原発の再稼動に関する申し入れを行いました。5月31日付で、文書回答をいただきました。しかし、その文書回答には、貴職の名前はどこにもありませんでした。また、文書回答の内容も、道知事が道民の安全に責任を負う立場に立たないもので、納得できないものでした。

 つきましては、あらためて貴職宛てに、以下の公開質問状を提出し、貴職名の責任ある回答を求めます。

1、前回の回答に関してなぜ、貴職名の文書回答でなく、関係部局役職者名の文書回答をされたのか、納得いく説明を求めます。

2、泊原発の再稼動を認めないよう求める公開質問状(5項目のうちから3項目の要旨)

(1)福島第一原発事故の最大の教訓は、二度と同じような重大事故を繰り返してはならないことです。北海道でも、泊原発が重大事故を起こせば取り返しのつかない事態になることは明らかです。原子力規制委員会の新規制基準は、重大な事故が起きうることを「想定」し、起きた場合、その被害や影響をできるだけ小さくする立場の基準に過ぎません。フクシマの教訓が生かされているものと言えません。
  ところが貴職は、原発は安全最優先と言いながら、泊原発は規制委員会で審査中であり、予断を持って言える段階ではないとして、再稼働を認めないとは決して言ってきていません。これは、道民の安全を最優先にしない誤った対応ではありませんか。明確な回答を求めます。
(2)憲法は主権在民を原則としており、国も地方もこの原則に立った政治を行うのが大前提です。泊原発の再稼働の是非に関し、今年4月に実施された「道新」の世論調査では、泊原発の再稼働に「反対」が59%と報じられました。貴職は、この民意を実現する立場に立ち、きっぱり泊原発の再稼働を認めない決断を下すべきではありませんか。明確な回答を求めます。
(3)万が一、泊原発で重大事故が発生した場合に備え、関係地域の全住民が安全に避難できることは、緊急時対応として不可欠のことです。しかし、原子力規制委員会が策定する原子力災害対策指針では、5キロ圏内を除いた30キロ圏内では、相当量の放射性物質が放出されてから避難することになっており、被ばくが前提となっています。また、安定ヨウ素剤も、各戸への事前配布でなく、避難集合場所で配布することになっている等、二重三重に安全性を保障しえないものとなっています。このような原子力災害対策指針をもとに策定された避難計画のもとでは、何度防災訓練を重ねても被ばくなしに避難できる保障は全くありません。この点からも、泊原発の再稼働は認めるべきではありません。明快な回答を求めます。(以下略)
 
 

【道原発連ニュースに見る道原発連の歩み】   第13回

 今号では、1994年7月28日付第52号から、1995年3月20日付第61号までから振ります。

新「長期計画」でプルトニウム利用計画を大幅に先送りしたが,電事連会長は「利用に向け努力する」ーその問題点を告発



 第52号には、1994年6月24日に策定された2010年までの「原子力開発利用に関する長期計画」(第8回新長期計画)の特徴とその内に含まれた問題点を告発しています。その特徴は、プルトニウム利用計画を大幅に先送りするということです。従来の長期計画では、「高速増殖炉」で発電しながら、燃料となるプルトニウムを生産する方向で進められてきました。しかし、アメリカで高速増殖炉計画を放棄し、ドイツも計画を放棄し、フランスでは高速増殖炉「フェニックス」の相次ぐ事故で計画はとん挫している中、日本だけが世界の情勢に反して開発を積極的に推進しているのが実情でした。

しかし、プルトニウムの海上輸送の問題、プルトニウム保有と核兵器開発の問題など国際的にも警戒する声が強まっているなか、日本は高速増殖炉が稼働するまではプルサーマル方式でプルトニウムとウランの混合酸化物燃料(MOX)を加工して原発で使用する計画でした。これがプルトニウム保有に対する国際的な警戒の高まりがあり、この批判
をかわすためにもプルトニウム利用計画の先送り「長期計画」を策定せざるをえなったということです。しかし、電事連の安部会長(当時)は「プルサーマルの費用がってもプルトニウム利用に向けて努力する」と明言していたのです。
長期計画の大幅先送りと電事連など推進勢力の本音は違うーと問題点を告発しています。

既設原発の老朽化などで事故多発、原発の危険が重大化。非自民連立政権で自社の垣根消え、国会議員の9割以上が原発推進派に
 
第56号(94年11月29日)や第57号(94年12月1日)には、原発問題住民運動全国連絡センターの第8回全国総会・交流会を取り上げ、藤巻泰男筆頭代表委員が、既設原発の老朽化の進行と営利優先の乱暴な運転によって原発の危険がますます重大化していると強調。同時に、非自民の連立政権の下で、社会党が原発政策でも自民党政治に「熔融」し、原発推進勢力が国会で90%以上を占める一方、原発への不安を抱く国民は0%以上となり、両者の矛盾が深まっていると指摘、広範な国民とともに原発の危険に反対する取り組みや緊急時対策を求める運動を大きく広げようと呼びかけています。

 そして第57号には、「トピック・ニュース」として、「浜岡原発で放射能漏れ」
「労働者の被ばく頻発―アメリカのプルトニウム貯蔵施設で」などが紹介されていま
す。さらに第58号(1995年1月1日)には、「事故続発」欄を設け、「『原子炉暴走』の誤信号ー女川原発2号機で」、原子炉の暴走を示すモニターが誤作動したと報道、「『ふげん』自動停止―蒸気調整弁に異常」などを取り上げています。
阪神・淡路大震災(1995年1月)を踏まえ、原発への不安を行動へ

第59号(1995年2月2日)は、阪神大震災の事故直後のニュースです。原発問全道連絡会が総会を開き、阪神大震災の災害と原発の安全性が問題となり、地元住民の間にも不安が高まっていることが報告され、「阪神大震災の教訓踏まえ、原発への不安を行動へ」の大見出しを立てて、泊原発の防災に関わる問題,幌延核廃棄物施設の問題、下北半島の大間原発の問題などを提案、論議しています。

原発耐震基準見直しと総点検を―全国センターが科技庁と通産省に申入れ  道原発連は北電と道に申入れ
 第60号(95年2月15日)と第61号(95年3月20日)は、阪神大震災の教訓に基づき、全国センターが政府・科技庁と通産省に、原発問題全道連絡会が、北電と道へ、原発耐震基準見直しと総点検を申入れたことを伝えています。また、原発問題全道連絡会は、3月13日に、泊村をはじめ泊原発周辺の町村に対し、地震の際の原発の安全性を確保するためとして、①原発の耐震性を見直すとともに総点検を行い、結果を公表すること、②防災計画の抜本的な見直しを道に申入れることーなどを要請しています。(米谷道保記)
 
 
 

  

















 


 



 
 
 



 

 

 


 

原発問題連絡会ニュース 第288号 2017年9月20日


フクシマ事故で原発コスト安の安全神話は破たん

再生可能エネを軸に地域分散型の
強靭性のある電源構成と設備を
―9・14「フクシマ後の世界の原発の動向と
電源構成の未来を考える」講演会からー
 

原発問題全道連絡会と国民大運動北海道実行委員会は9月14日、札幌市内で「フクシマ後の世界の原発の動向と電源構成の未来を考える」講演会を開催しました。参加者は25人。講師は「原発なくそう!登別の会」代表・元室蘭工業大学教授の宮尾正大氏。(写真は、講演する宮尾正大氏)。

電力という商品の特殊性を理解して扱うことが大事
宮尾氏は最初に、「電力という商品の特殊性をよく知って使うことが大事です」として次のように語りました。「電力には色も匂いもなく“品質がない”。金属の電線で、発売元と買い手をつなぐだけで手に入ります。金属の中には電気の元になる電子がぎっしり詰まっていて、売り手が売り先へ電気を押し込むと、ところてんのように買い手の口から押し出されます。どこでつくられても全く区別がつきません。あるのは電圧という規格だけです。光速の速さで流れるが、貯めにくく扱いが難しい商品です。貯めにくいから発電量と消費量のマッチング(消費量より発電量を5%くらい余裕を持ち安定に供給できるように維持しなければならない)が大前提です。足りなくなると、発電所が次々落ちて間違えば瞬時に全停電になる。1カ月ほど前、台湾で発電所1カ所を操作を間違って止めたことから大規模な全停電になった。このため電力会社は常に予備発電所を用意しなければならない、これが電力の供給予備率です。
 
宮尾氏は最初に、「電力という商品の特殊性をよく知って使うことが大事です」として次のように語りました。「電力には色も匂いもなく“品質がない”。金属の電線で、発売元と買い手をつなぐだけで手に入ります。金属の中には電気の元になる電子がぎっしり詰まっていて、売り手が売り先へ電気を押し込むと、ところてんのように買い手の口から押し出されます。どこでつくられても全く区別がつきません。あるのは電圧という規格だけです。光速の速さで流れるが、貯めにくく扱いが難しい商品です。貯めにくいから発電量と消費量のマッチング(消費量より発電量を5%くらい余裕を持ち安定に供給できるように維持しなければならない)が大前提です。足りなくなると、発電所が次々落ちて間違えば瞬時に全停電になる。1カ月ほど前、台湾で発電所1カ所を操作を間違って止めたことから大規模な全停電になった。このため電力会社は常に予備発電所を用意しなければならない、これが電力の供給予備率です。今一つ、電力は交流で供給している特別な商品です。全北海道同時に1秒間に50回の速さでプラス、マイナスを繰り返している商品を扱う難しい商品です。しかも、常に変化する使用量にぴったり合わせて発電しなければなりません。これを行なうのが電力制御で、それを電力会社がやっている(中央指令室で)のが電力会社です。かつては人間がメーターを見ながら電話で指令を出していましたが、今は半導体の発達でコンピューター管理(制御)できるようになり自動化されています。電力会社にとって、天気任せの太陽光や風力発電は迷惑そのものだったのです」と述べました。
“原発推進ありき”で世界の流れに逆行する安倍政権の異常な政治

次いで宮尾氏は、ここ20数年間の世界の原発メーカーの動向、合併の変遷を図表で紹介し、フクシマ後、原発メーカーで元気なのは日本の3大メーカー位だと述べつつ、その日本でも、東芝は今WHの買収問題を契機に危機的状況です、三菱重工業も豪華客船の建造での大規模赤字で危機的状況にある。日立製作所もイギリスの2原発の建設を受注したが建設コストが1基1兆円を超え、コスト高で厳しい状況にある、それはフクシマ後の学生の就職志願状況にもはっきり表れ、今や原発関連会社に就職を希望する学生はフクシマ以前の5分の1、あるいはそれ以下しかいないとグラフで示しました。ところが、安倍政権はあくまで原発推進、原発輸出に前のめりで、世界の動向の真逆を走っており、破たんは必至ですーと強調しました。 

原発のような集中型発電設備の脆弱性が明白に

さらに宮尾氏は、福島原発事故で原発のような集中型電源設備の脆弱性が一挙に明らかになる一方、電力自由化時代を迎え、電力制御技術の急速な進歩と分散型電源設備の普及が進み、その強靭性が明らかになってきたとして、再生エネルギー先進国・スペインの電力制御システムの例を、2014年のHTB報道ステーションの古館氏と元経産省官僚の古賀茂明氏との放送番組を映像で紹介。参加者は、半導体やマイコンを使った電力機器が普及し、電力制御技術が飛躍的に進歩、いわゆるパワーエレクトロニクスですが、このおかげで従来は面倒だった家庭などの太陽光発電電力を電力網に送り出せる時代になった、それも家庭レベルまでできる時代になった―など、スペインの電力制御操作室からの映像を食い入るように見ました。

再生可能エネを軸に地域分散型電源設備で強靭性ある送配電網の建設を

宮尾氏は、「それでは、こういう電力情勢の中で我々はどうすればよいか」に話を進め、1つは原発からどう撤退するかが重要だと述べ、①政府にどう決断させるか、②核廃棄物(高レベル放射性廃棄物など)の後始末をどうするかに触れ、その方法は、日本学術会議の提案している“見えるところで管理しながら処理・処分技術の研究開発を進める”(これが今考えられるベストだと思うとのコメントを添えました)、③国民が原発電気の利用を拒否することーも大事だとしました。
 その点で、再生可能エネルギーの地産地消を進めることが重要で、大都市や電気をたくさん消費する工業地帯などでは難しいが、小規模自治体は可能だし家庭はもちろん可能ですーと自宅の例も紹介しました。

最後は政治と金です

最後に宮尾氏は、これを実現するには「政治と金が必要です」として、政治力が大事で、これは選挙で勝ち、そういう政府をつくることです。同時に金が必要です。それは補助金でなく自らも金を出すファンド形式がよいとのべ、大規模なファンドは都道府県が、家庭や地方自治体は中小規模の発電設備を設置するファンドも必要です、と語りました。

2人の参加者の感想文から ~ わかりやすく面白く大賛成。もっと多くの人に聞かせたいし、賛同者を増やしたいー

「素人の私にもわかりやすい内容でした。小規模自治体の可能性や、これからの取組み、方向性が少し明かりを見たような気になりました。政治を変えることは本当に大事だと思います。」(O氏)「大変面白く、結論に大賛成。政治に働きかける、国民の力を増大させる運動が必要。どう取り組むか、私は札幌北区で革新懇運動に参加している一人ですが、学習会など是非もっと多くの人に(宮尾)先生のお話を聞いてもらい、理解者、賛同者を増やしたい。私自身もっと理解を深めたいと思いました。(高橋重人)


宮尾氏は最初に、「電力という商品の特殊性をよく知って使うことが大事です」として次のように語りました。「電力には色も匂いもなく“品質がない”。金属の電線で、発売元と買い手をつなぐだけで手に入ります。金属の中には電気の元になる電子がぎっしり詰まっていて、売り手が売り先へ電気を押し込むと、ところてんのように買い手の口から押し出されます。どこでつくられても全く区別がつきません。あるのは電圧という規格だけです。光速の速さで流れるが、貯めにくく扱いが難しい商品です。貯めにくいから発電量と消費量のマッチング(消費量より発電量を5%くらい余裕を持ち安定に供給できるように維持しなければならない)が大前提です。足りなくなると、発電所が次々落ちて間違えば瞬時に全停電になる。1カ月ほど前、台湾で発電所1カ所を操作を間違って止めたことから大規模な全停電になった。このため電力会社は常に予備発電所を用意しなければならない、これが電力の供給予備率です。
 
 
 
宮尾氏は最初に、「電力という商品の特殊性をよく知って使うことが大事です」として次のように語りました。「電力には色も匂いもなく“品質がない”。金属の電線で、発売元と買い手をつなぐだけで手に入ります。金属の中には電気の元になる電子がぎっしり詰まっていて、売り手が売り先へ電気を押し込むと、ところてんのように買い手の口から押し出されます。どこでつくられても全く区別がつきません。あるのは電圧という規格だけです。光速の速さで流れるが、貯めにくく扱いが難しい商品です。貯めにくいから発電量と消費量のマッチング(消費量より発電量を5%くらい余裕を持ち安定に供給できるように維持しなければならない)が大前提です。足りなくなると、発電所が次々落ちて間違えば瞬時に全停電になる。1カ月ほど前、台湾で発電所1カ所を操作を間違って止めたことから大規模な全停電になった。このため電力会社は常に予備発電所を用意しなければならない、これが電力の供給予備率です。
 
 
 

宮尾氏は最初に、「電力という商品の特殊性をよく知って使うことが大事です」として次のように語りました。「電力には色も匂いもなく“品質がない”。金属の電線で、発売元と買い手をつなぐだけで手に入ります。金属の中には電気の元になる電子がぎっしり詰まっていて、売り手が売り先へ電気を押し込むと、ところてんのように買い手の口から押し出されます。どこでつくられても全く区別がつきません。あるのは電圧という規格だけです。光速の速さで流れるが、貯めにくく扱いが難しい商品です。貯めにくいから発電量と消費量のマッチング(消費量より発電量を5%くらい余裕を持ち安定に供給できるように維持しなければならない)が大前提です。足りなくなると、発電所が次々落ちて間違えば瞬時に全停電になる。1カ月ほど前、台湾で発電所1カ所を操作を間違って止めたことから大規模な全停電になった。このため電力会社は常に予備発電所を用意しなければならない、これが電力の供給予備率です。



宮尾氏は最初に、「電力という商品の特殊性をよく知って使うことが大事です」として次のように語りました。「電力には色も匂いもなく“品質がない”。金属の電線で、発売元と買い手をつなぐだけで手に入ります。金属の中には電気の元になる電子がぎっしり詰まっていて、売り手が売り先へ電気を押し込むと、ところてんのように買い手の口から押し出されます。どこでつくられても全く区別がつきません。あるのは電圧という規格だけです。光速の速さで流れるが、貯めにくく扱いが難しい商品です。貯めにくいから発電量と消費量のマッチング(消費量より発電量を5%くらい余裕を持ち安定に供給できるように維持しなければならない)が大前提です。足りなくなると、発電所が次々落ちて間違えば瞬時に全停電になる。1カ月ほど前、台湾で発電所1カ所を操作を間違って止めたことから大規模な全停電になった。このため電力会社は常に予備発電所を用意しなければならない、これが電力の供給予備率です。

宮尾氏は最初に、「電力という商品の特殊性をよく知って使うことが大事です」として次のように語りました。「電力には色も匂いもなく“品質がない”。金属の電線で、発売元と買い手をつなぐだけで手に入ります。金属の中には電気の元になる電子がぎっしり詰まっていて、売り手が売り先へ電気を押し込むと、ところてんのように買い手の口から押し出されます。どこでつくられても全く区別がつきません。あるのは電圧という規格だけです。光速の速さで流れるが、貯めにくく扱いが難しい商品です。貯めにくいから発電量と消費量のマッチング(消費量より発電量を5%くらい余裕を持ち安定に供給できるように維持しなければならない)が大前提です。足りなくなると、発電所が次々落ちて間違えば瞬時に全停電になる。1カ月ほど前、台湾で発電所1カ所を操作を間違って止めたことから大規模な全停電になった。このため電力会社は常に予備発電所を用意しなければならない、これが電力の供給予備率です。




 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

2017年8月28日月曜日

9・14学習講演会のお知らせ 

 

お知らせ

世界の原発の動向と電源構成の未来を考える講演会


原発問題連絡会ニュース 第287号2017年8月20日


「泊原発を再稼働させない道民署名」
9月スタート
来年8月まで(場合によっては延長)1年間、
道民の中へ大きく広げよう
―「泊原発を再稼働させない北海道連絡会」
第2回全体会合(7月29日)で確認―



 5月14日に結成集会を開催し活動を開始した「泊原発を再稼働させない北海道連絡会」(市川守弘代表、55団体加盟 以下「北海道連絡会」)は7月29日、第2回全体会合を開き、「泊原発を再稼働させない道民署名(以下「再稼働させない道民署名」」を9月スタート、来年8月末まで1年間取り組む運動方針案と署名用紙の基本フォーム(別紙、同封)が提案されました。加盟団体は、署名用紙を増刷し、ぞれぞれの活動に位置づけスタートすることになります。なお、北海道連絡会は、9月18日の第3回全体会合で再度論議し、最終確認する予定です。

今提案されている道民署名推進の基本方針(要約)は以下の通りです。

 ―道知事宛ての「再稼働させない道民署名」について(案)
           ―詳しくは同封の署名用紙の裏面を参照くださいー



〇名称    「泊原発を再稼働させない道民署名」(略称 「再稼働させない署名」)

〇要請事項  道民が安心して暮らせる北海道にするため、泊原発を再稼働させないでください

〇趣旨(要約) 福島第一原発事故原因究明、安全対策や避難計画の検証が行われないまま泊原発を再稼働させることは、北海道民の生命と暮らしを危険にさらし、おびやかすことになります。

        もし泊原発で事故が起きたなら、北海道の環境は破壊され、道民の生活も産業も経済も壊滅的な打撃を受けることになります。

       泊原発を再稼働させるためには膨大な費用がかかります。泊原発を再稼働させなくとも北海道の電気は足りていることが、この5年間で証明されました。今後とも泊原発を再稼働させる必要がありません。

        以上のことから、北海道知事は、道民が安心して暮らせる北海道にするため、泊原発を再稼働させないでください。

 ―道原発連の取組みは、拡大理事会で論議の予定―



 この「泊原発を再稼働させない道民署名」の推進について、道原発連は、第26回総会の決定にもとづき年度の中間で総会に次ぐ議決機関=理事会を開催し、意思統一する予定です。理事会の開催日程は、道民署名の9月からのスタートに間に合うように設定の予定です。
 
 
 
 
8・19~20「泊原発廃炉でいいんでないかい!
泊ロック集会in岩内」に全国から約300人

ロック・ライブ、地質巡検、地域経済シンポ、
全体集会、デモ・パレードなど多彩な交流と熱いエール

 8月19、20日の二日間、岩内町旧フェリー埠頭緑地公園などを会場に、「後志・原発とエネルギーを考える会」主催で「泊原発廃炉でいいんでないかい!泊ロック集会」が全国から約200人の参加を得て開かれました。
 集会には、島キクジロー(ロック弁護士)らのアーティストによる2日間にわたるライブ・パフォーマンスをはじめ、行動する市民科学者の会・北海道による地質巡検、主催者による泊原発立地地域の経済再生を考えるシンポジュウム、そして全体集会とデモパレード等が多彩に取り組まれ、交流と確信を深めあいました(上の写真は、岩内中心街デモパレード)
 
集会には、島キクジロー(ロック弁護士)らのアーティストによる2日間にわたるライブ・パフォーマンスをはじめ、行動する市民科学者の会・北海道による地質巡検、主催者による泊原発立地地域の経済再生を考えるシンポジウム、そして全体集会とデモパレード等が多彩に取り組まれ、交流と確信を深めあいました(上の写真は、岩内中心街デモパレード)。 20日午後には全体集会が行われた。真夏の陽ざしの下で東京や福島の避難者、大間原発の反対運動に取り組む青森の代表者、函館の大間原発訴訟の会の竹田とし子代表らが参加して、取り組み状況や今後への期待が訴えられました。福島の参加者は小さな子どもが集会会場を素足で走り、転げまわっている姿を見て「私たちの生活にも、こんな自然があったし、こんな当たり前が奪われたことを改めて感じた」との訴えに、原発問題の深刻さを感じさせられました。どの報告者からも「今後ともぜひ続けていってほしいし、続けていきましょう!」の熱いエールが送られた。集会は「原発ゼロ」の日本を求める等の集会宣言を確認して、終了後は岩内町中心街に移動し、約150名の参加者によるデモ・パレードで町民に訴え2日間の日程を終了しました。
 
 岩内平野の4町村6ケ所の堆積物露頭等をめぐり北電の主張の問題点を観る
      8月19日、「行動する市民科学書の会・北海道」
による泊周辺の地形・地質巡検に参加してー
 
8月19日に取り組みの一環として「行動する市民科学者の会・北海道(HACASE)」による岩内平野の地形・地質巡検が行われました。この巡検には全国、全道から43名が参加し、バスで岩内、共和、泊、神恵内にまたがる6ケ所の堆積物露頭等を巡り、小野有五さんらの案内で観察・説明を受けました。「市民科学者の会(ハカセ)」の説明によって明らかになった北電主張の矛盾点を指摘し、今年3月10日には原子力規制委員会も北電に再評価を求めざるを得なくなった数カ所の現場を見ることができました。巡検は砂の採取場所等の堆積状況を一望できる箇所に見られ、そこでは洞爺火砕流、ニセコ火山堆積物等の露頭も見ることができました。今回の巡検で岩内平野周辺は広い範囲が海成段丘という砂丘の軟弱な地盤で
出来ていて、泊原発は比較的新しい段丘堆積物である岩内層等の軟弱な地盤にわずかにある脆い岩盤の上に立地していることや、北電が主張する広域隆起説は積丹半島西側地形の地震性隆起による離水ベンチ等によって矛盾が明らかなこと、北電の認めていない火砕流等も確認されていることを観察することができました。(写真は巡検で露頭などを観察する参加者)
岩宇地域経済再生を考えるパネルディスカッションに約130人
 

 19日の地質巡検やライブパフォーマンス後は、岩内地方文化センターで、自然エネルギーを基礎とした岩宇地域の経済の在り方について、小野有五さんをコーデネーターに大友詔雄さん、小田清さん、地元の漁業、農業代表者らによるパネルデスカッションが行われ、会場には130人の方が参加した討論が行われました。(佐藤久志記)

経済産業省が発表した地層処分の
「科学的特性マップ」について

                日本科学者会議北海道支部  姫宮利融)

去る7月28日経済産業省資源エネルギー庁は、いわゆる「核のゴミ」=高レベル核廃棄物の地層処分の「科学的特性マップ」を発表した。説明によれば、「「科学的特性マップ」は、地層処分を行う場所を選ぶ際にどのような科学的特性を考慮する必要があるのか、それらは日本全国にどのように分布しているか、といったことを大まかに俯瞰できるよう、マップの形で示すものです。国は、このマップを、国民理解を深めるための対話活動に活用していく方針です。」とのことであるが、ここでは、大きな問題をすり抜けてしまっている。
第一に、「科学的特性マップ公表用サイト」の「はじめに」に書かれた「原子力発電に伴って発生する「高レベル放射性廃棄物」は、将来世代に負担を先送りしないよう、現世代の責任で、地下深くの安定した岩盤に埋設する(=地層処分する)必要があります。」の前提が問題にされなければならない。一般的にも、廃棄物処理の大原則は、廃棄物を発生させないことである。60年代から70年代にかけてのいわゆる「公害問題」で国民が学んだことは発生源規制の重要性だった。この「はじめに」の論理で言っても、原子力発電を止めればこれ以上「高レベル放射性廃棄物」の発生が抑えられるわけだから、地層処分の必要があるかどうかはまた別な議論の問題になってくる。廃棄物の発生を野放図に行いながら地層処分を云々するのは本末転倒である。
第二に、「「科学的特性マップ」は、地層処分に関係する地域の科学的特性を、既存の全国データに基づき一定の要件・基準に従って客観的に整理し、全国地図の形で示すものです。」とあるように、全国的に「大きく網をかける」ものになっている。地質学・地層学は私が50年前に高校で勉強して以来大きく進歩したので、個々の論点にわたることは私の任ではないが、4つのプレートがぶつかり合う「皺」の上にできた日本列島で数十万年単位の長い時間にわたって岩盤の安定性を保証できるところがどこにあるか?疑問とせざるをえない。
第三点目。今回の「科学的特性マップ」は「マップ作成に用いた要件・基準自体が、科学的特性を確定的に示したものとなっていないことに加え、マップ自体の縮尺が200万分の1以上の精度を保証するものではありません。」とある。200万分の1の尺度とは、地図上で1mmの長さが実際には2kmに相当するということだ。炭鉱で2km違ったら大変なことになるが、こうして考えてみると、今回の「科学的特性マップ」は「網掛け」を狙ってあくまでも原子力発電を継続する「担保」を確保しようというものだろう。
 
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第9回核のごみ問題全国交流集会に
全国から80人
―立石雅昭さんを講師に「科学的特性マップ」の問題点を学習―
第9回目の核のごみ問題全国交流集会が7月29,30日、豊富町で開催されました。29日には、立石雅昭さん(新潟大名誉教授)を講師に、政府が28日に公表した地層処分の候補地選定にむけた「科学的特性マップ」について学習。立石雅昭名誉教授は、「科学的とは言えず、国民の理解が得られるとは思えない」などと講演しました。
全国交流集会参加者は30日に、幌延深地層研究センターに地層処分研究の即時中止を申し入れました。
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【道原発連ニュースに見る道原発連の歩み】  第12回
 
  今号では、1993年7月25日付第41号から94年6月3日付第51号までの歩みを振り返ります。
93年7月南西沖地震で北電は泊原発停止せず運転強行―
「直ちに運転を停止し、総点検すべき」―と申入れ



 第41号(93年7月25日)は、7月12日に奥尻をはじめ道南各地に大きな被害をもたらした「北海道南西沖地震」により、原発が立地する泊村も震度5の突き上げるような地震に住民が外に飛び出し、津波の心配と「泊原発は大丈夫か?」の不安が走り、 泊村の伊藤政明村議(当時、道原発連事務局次長)は、すぐ泊原子力発電所に「運転を中止し、総点検するよう」申入れを行ないました。ところが、北電は、住民の不安をよそに泊原発をそのまま運転続行したのです。道原発連も、2日後の7月14日、北電本社に「地震直後に原子炉を停止し、総点検を行い、安全性を確認するのが当然行うべき」と抗議の申入れを行なったことが書かれています。


核廃処理施設計画は撤回せよー鷲見悟幌延現地共闘事務局長が抗議の談話


第43号(93年11月1日)には、「なぜ今ボーリングなのか―幌延」の見出しで、鷲見悟幌延現地共闘事務局長の抗議の談話を掲載。これは、通産省・資源エネ庁がこの地域の石油、天然ガスの埋蔵量を調査するとして基礎試錐の開坑式を10月12日に幌延町北進地区のボーリング現場で行なったことに対する抗議の談話です。鷲見悟氏は「地下資源の開発と放射性物資の地下処分は両立しない」「地下資源が現に開発され、将来もその可能性がある以上は核廃棄物処理施設計画は撤回すべきです」と基礎試錐の撤回を求めています。


放射性核廃棄物貯蔵研究施設建設問題で、
住民抱き込み作戦予算=広報対策費問題を高崎裕子参院議員が追及


 第44号(93年11月18日付)は、参議院決算委で、共産党の高崎裕子参院議員(当時)が、幌延町に建設が予定されて以来、地元が大きな反対運動を起こしている高レベル放射性廃棄物貯蔵研究施設に対して、毎年政府が計上している予算の中に、住民「抱き込み作戦」の一つとして、茨城県東海村の原子力施設等の見学に行く際の旅費の一部等が、「広報対策費」として、この3年間で320万円含まれていたことが明らかになったこと伝えています。高崎議員が明らかにした幌延関係の予算は、1983年度から93年度までで約40億円に上っています。また科学技術庁は1990年度以前から誘致のための視察旅費の一部などの負担を実施していたことも答弁。高崎議員は「地元が反対しているのに幌延誘致を前提にした予算を組むのは、浪費であり凍結すべきだ」「幌延に固執する必要はない」と問いただしています。


核燃サイクル政策推進でプルトニウム利用の危険に反対の
住民運動の強化を連続キャンペーン


第45号(93年12月1日)には、1993年11月28日開かれた原発問題住民運動全国連絡センターの第7回総会を特集。当時の細川連立政権下で強行された小選挙区制の導入に反対する決議の紹介とともに、連立政権下で初めて公表された「原子力白書」が、原発問題でも従来の自民党政府の原発政策を継承するとともに、「核燃料リサイクル」政策を前面に押し出し、その推進をはかると自民党政治以上に原発へのプルトニウムの大々的な利用、高速増殖炉・新型転換炉などへの利用、国内再処理工場の運転・建設、高レベル放射性廃棄物施設の立地強行など、新たな原発の危険を誘発し、重大な脅威をもたらす「原発総合実験場化」ともいうべき事態だと厳しく批判。
第47号(94年1月22日)には、パンフレット「迫りくるプルトニウム利用の危険」を大いに普及し学習しよう」の呼びかけ、第49号(94年4月30日)には、道原発連が94年総会で「異常な日本のプルトニウム利用の危険に反対する住民監視の強化を」などの方針を確認したことが書かれています。           (米谷道保記)