2015年4月26日日曜日

チェルノブイリメモリアルデーのお知らせ

チェルノブイリ
原発事故から29年
4・27日チェルノブイリメモリアル行動
-昼休宣伝行動と夜の学習講演会に多数のご参加を!―
 チェルノブイリ原発事故から29年。
 道原発連と国民大運動道実行委は、29年の節目にあたり、
 4・27メモリアル行動を計画しています。ご協力をお願いします。

◇昼休み宣伝署名行動
 ☆日時  4月27日(月)12時15分~同45分  
 ☆場所  JR札幌駅北口駅前広場
 ☆主な行動  ふくしま復興支援の国会請願署名と支援募金活動。
           ハンドマイク宣伝とチラシ配布
 
◇学習講演会
 ☆日時  4月27日(月)18時30分~20時30分 
 ☆会場  札幌エルプラザ2階環境研修室
 ☆第1部 DVD「チェルノブイリ28年目の子どもたち」上映(約20分)
 ☆第2部 講演「低線量放射線被ばくの影響を考える」 
          講師:柏樹力さん(北海道勤医協放射線技師)
 ―資料代  300円(当日会場で申し受けます) ― 
  
◇夜の学習講演会では、チェルノブイリ原発事故での被ばくの影響と福島原発事故での低線量被ばくの影響を考える資料を多数提供しますー 
  ☆チェルノブイリの資料は「調査報告:チェルノブイリ被害の全貌」(岩波出版)でパワーポイント映像で講師が70コマほど紹介の予定です。   
☆福島原発事故の資料は、「放射線被ばくの理科・社会―「4年目の『福島の真実』」(児玉一八・清水修二・野口邦和著 かもがわ出版)で、本の第1、2章から30頁ほど紹介します。
この本について、佐倉 統東京大学教授・科学技術社会論は、概要次のような書評(朝日新聞、2015年3月8日)を書いています。
「本書出版の直接の動機になったのは、人気漫画の『美味しんぼ』で、福島は放射能汚染のために危険な状態にあると強調され、登場人物たちが福島県民に避難を呼びかけたことにある。福島を訪問した主人公が鼻血を出す場面も話題になった。それらの記述と主張のどこが誤りなのか、この本の著者たちは、さまざまなデータにもとづいて、丹念に丁寧に指摘している。事実としてどちらが正しいかは明らかだ。(中略)
正しい結論を得たからと言って、放射線を不安に思う気持ちがなくなるわけではない。何より被災地では、心の中に一抹の不安を宿したまま、普通の生活を取り戻そうとしている方々が毎日の暮らしを送っている。それだけに、福島の外に住むぼくたちが主観的な感覚や誤った情報をよりどころにして、福島の人々に敬意を払わず、足を引っ張るような発言をしてはいけないのだ。それは礼を失し、品位を欠いた行為である。
今やるべきことは、福島もそれ以外の地域も共同して事故の経緯と責任を明確にすることであり、これからの日本のエネルギー政策を真摯に考えることではないか。戦後の日本で原発を増殖させてきたのは、国民の「自覚なき容認」だと著者らは指摘する。つまり、福島事故にも、誰もが相応の責任があるのだ。このことを認識していないと、その行き着く先が『美味しんぼ』の鼻血になるという指摘は秀逸である。」戦後の日本で原発を増殖させてきたのは、国民の「自覚なき容認」だと著者らは指摘する。つまり、福島じこにも、誰もが相応の責任があるのだ。このことをにんしきしていないと、その行き着く先が『美味しんぼ』の鼻血になるという指摘は秀逸である。」
               (原発連FAX通信424号より)