「原発のない安心・安全な北海道を!」力強くアピール
- 倉本聰氏、雨宮処凛氏ら呼びかけ人4氏が発言、上田文雄札幌市長が連帯挨拶
- 泊原発、大間原発、幌延の地元から大石美雪、中森司、久世薫嗣の3氏がリポート
- 参加者から随所で拍手と歓声―2コースのデモ行進に沿道の市民も大きく注目
時々天気雨まじりの10月13日午後、札幌市大通公園西8、9丁目広場には、午後1時プレ・アクト=“村場”の和太鼓が響き渡る中、全道各地から大型バスなどで続々参加者が詰めかけ、集会が始まる午後1時30分には人の波とノボリや団体旗で広場がいっぱいになりました。
倉本聰氏、雨宮処凛氏など呼びかけ人4氏の発言や上田文雄札幌市長の連帯の挨拶、泊原発再稼働反対、大間原発建設中止、幌延を核のゴミ捨て場にするなーと現地でたたかう3氏のリポートに、参加者は随所で拍手と共感の声援が湧き、主催者が「今日の参加者は1万人を超え1万2千人です」と発表すると、どよめきに続いてひときわ大きな拍手と歓声があがりました。
会場上空にはHTBテレビがチャーターしたセスナ機が何度も巡回して空撮、会場内にはマスコミ各社がかけつけて取材、同日夕方から夜、翌日と翌々日の夕方のニュースでも連続放映されるなど、文字通り「さようなら原発」を大きくアピールする大集会となりました。
脚本家・倉本聰さん
今度の総選挙は原発の是非を問う国民投票、全候補が「原発ゼロの会」ロゴマークを
呼びかけ人の倉本聰さんは、「次の総選挙は原発の是非を問う国民投票です。全候補者が国会議員の「原発ゼロの会」のロゴマーク・ミズクラゲを貼ってほしい」「1970年代の生活は今の電力消費量の5分の2。24時間テレビやコンビニ、自販機は本当に必要か」「会社は朝7時にはじめて午後4時に終業したらいい」などライフスタイルの見直しなどを訴え「原発を絶対なくしたい」と結びました。
作家・雨宮処凛さん
黙っていれば賛成になる。後悔したくないからデモにも出ます
作家の雨宮処凛さんは、司会者とのトークで「私が原発をなくす取り組みに関わったのは昨年の3・11以降。滝川で生まれた私は、北海道が同じようになったらとの思いから」「劣化ウラン弾に取り組んできたが、まさか原発が爆発するとは思わなかった。原発は犠牲を必要とするシステムで、地域を分断し、生活を根こそぎ破壊します。二度と後悔したくないから、官邸前の集会に出ているし、今日もデモに参加します」と語りました。