3・9さようなら原発北海道集会に600人
ボード掲げコール(19年3月9日) |
さようなら原発1000万人アクション北海道実行委員会は3月9日、東日本大震災と福島第一原発事故から8周年にあたり、「原発事故から8年 フクシマを忘れない!さようなら原発北海道集会」を札幌共済ホールで開催、約600人が参加し、大震災と福島原発事故の犠牲者への追悼の黙とうのあと、連帯のスピーチや講演、現地福島からの報告が行われました。最後にメッセージボードをかかげ(写真)、二度と福島を繰り返さない決意を固めあい、雪解けが進む札幌市内へデモ行進に出発しました。
北海道平和運動フォーラム代表の長田秀樹氏の主催者あいさつ、北海道実行委員会呼びかけ人の麻田信二氏(北海道生協連会長理事)と西尾正道氏(北海道がんセンター名誉院長)のスピーチに続き、小野有五氏(北大名誉教授)が「胆振東部地震が教えてくれた!泊原発の更なる危険性」と題して講演を行いました。
想定外の深さで起きた胆振東部地震が教える泊原発の危険性 小野有五北大名誉教授が講演
小野氏は講演で、昨年9月の胆振東部地震は、多くの地震の研究者が予想していた石狩低地帯東縁断層帯でなく、その東側の安平町を震源とし想定外の深さ37㎞もの深部で起き、縦揺れで大被害をもたらしたと指摘。
泊原発から15km西方の日本海の海底にあると推定されている「積丹半島西方断層」は、地表に出たところは海底だが、地震を起こす断層面そのものは陸地の下、それも泊原発の直下に向かっていて、今回の胆振東部地震のように、これまで予測されてきた活断層のもっと下(深部)で、想定されなかった断層が動くかもしれないし、深い断層地震でも、縦揺れで今回のような大きな被害が出たことからも、積丹半島西方断層の危険性を考えるべきだと強調、そういう直下型地震が起きれば、配管だらけの泊原発は大被害を受けることが懸念されると指摘しました。
泊原発1号機直下近くのF-1断層が「活断層の可能性が否定できない」~泊原発は廃炉にすべき
さらに小野氏は、今年2月22日、原子力規制委員会が、泊原発の地質構造の審査会合で、泊原発1号機の直下近くにあるF‐1断層について「活断層の可能性を否定できない」との見解を示したことについて、「これは昨年11月、渡辺満久教授と小野が学会で報告した内容と一致するもの」「やっと活断層だと認めた」とその内容を映像で詳しく説明し、原発の直下に活断層があれば、原発の立地は認められないことになる。F-1断層は、泊原発1号機の近くにあり、F-4断層は2号機の直下にある、F-11断層は3号機の近くにあり、どちらの断層も活断層の可能性を疑われていると述べ、泊原発は廃炉にする以外にないと強調しました。
8年たっても福島の事故は終わっていない 「福島からの報告」
続いて福島平和フォーラムの湯野川守事務局長が「福島からの報告」を行い、原発事故時の住民避難がどんなに困難だったか、事故から8年たつ今も福島はいまだに事故は終わっていないし、収束の目途も立っていないと語り、原発は即時廃炉にする以外にありませんと述べ、引き続く闘いへの決意と支援と連帯の活動を呼びかけました。
集会は、三上友衛安保破棄北海道実行員会共同代表の閉会挨拶で終了、雪解けが進む札幌市内をデモ行進、「泊原発再稼働反対」原発なくても電気は足りてる」「原発いらない」などと軽快なリズムでコールしました。
続いて福島平和フォーラムの湯野川守事務局長が「福島からの報告」を行い、原発事故時の住民避難がどんなに困難だったか、事故から8年たつ今も福島はいまだに事故は終わっていないし、収束の目途も立っていないと語り、原発は即時廃炉にする以外にありませんと述べ、引き続く闘いへの決意と支援と連帯の活動を呼びかけました。
集会は、三上友衛安保破棄北海道実行員会共同代表の閉会挨拶で終了、雪解けが進む札幌市内をデモ行進、「泊原発再稼働反対」原発なくても電気は足りてる」「原発いらない」などと軽快なリズムでコールしました。
東日本大震災・フクシマから8周年!
~ 道原発連と国民大運動道実行委
3月11日(月)14時からJR札幌駅南口駅前広場で、東日本大震災と福島第一原発事故から8周年のメモリアル行動が行われました。主催は原発問題全道連絡会と国民大運動北海道実行委員会、加盟団体から20数人が参加しました。
「東日本大震災・福島原発事故から8周年!鎮魂と連帯のメモリアル行動」と大書した横断幕や「やめよう とめよう原発」「原発ゼロ 再生エネへ転換」などのカラフルなノボリを林立させるなか、道労連の三上友衛議長、北海道母親連絡会の柴田郁子事務局長、共産党北海道委員会の畠山和也前衆院議員、新日本婦人の会北海道本部の横井早苗常任委員、農民運動北海道連合会の野呂光男書記長、道原発連の米谷道保代表委員らがマイクから訴えました。
「東日本大震災・福島第一原発事故の被災地、東北3県では、8年後の今も5万人超える県民が避難を強いられ、そのうち福島県は4万2千人、約5千人ともいわれる自主避難者など多数の住民が自宅に戻れないままです」「帰還を受け入れた自治体でも戻っているのは住民登録者数の平均23%で、小中学生はごくわずかです」「大震災も福島原発事故も収束どころか復興の途上で支援の継続強化が不可欠です」「ところが、安倍自公政権は、支援を次々打ち切り、もう事故は終わったかのように東北3県と被災者を切り捨てようとしています。許されません」などと代わる代わる訴え、被災地と被災者への支援継続と復興に、国や東電が責任を果たすよう求めました。
福島の農民連運動はたたかいの中で前進
苫小牧には産直で新婦人さんと関係があり毎年来ている。原発事故後、風評被害で福島の果物は全然売れず、4年目にやっと売れるようになった。明日11日で丸8年。県北農民連は、福島市、伊達市、伊達郡の約340戸の農家で、事故前は170戸だったが、事故後の農協のたたかいぶりではどうにもならないということで増えた。県全体では1400戸がたたかっている。確定申告、農産物の産直、消費者との交流、平和運動「9条田んぼ」は15年前からやている。平和トラック行進などいろいろ活動している。
電と賠償金交渉した。農協などの交渉はその後からで、農協にはいろい
- 午後2時46分、参加者全員で黙とうー
3・11「鎮魂と連帯のメモリアル行動」
~ 道原発連と国民大運動道実行委
3月11日(月)14時からJR札幌駅南口駅前広場で、東日本大震災と福島第一原発事故から8周年のメモリアル行動が行われました。主催は原発問題全道連絡会と国民大運動北海道実行委員会、加盟団体から20数人が参加しました。
再稼働の賛否問うシール投票風景(3月11日) |
泊原発の再稼働に賛成か反対かと「原発ゼロ基本法をご存知ですか」を問う2つのシール投票を実施、34人が再稼働に反対、賛成は7人でした。
3・11フクシマを忘れない2019年苫小牧集会
脱原発・自然エネルギーをすすめる苫小牧の会(浦田操会長)が主催する今年の「3・11フクシマを忘れない2019年苫小牧集会」は3月10日(日)午後、苫小牧市民会館で開催され、約90人が参加。 午後1時30分、全員で黙祷。浦田操会長の挨拶に続いて福島県北農民連の
服部崇事務局長が、「原発事故から8年、福島の現状と福島のたたかい」と題する記念講演を行
いました(写真)。この記念講演に大きな感動が広がりました。ニュースから抜粋し紹介します。
講演する服部崇さん(3月10日、苫小牧) |
苫小牧には産直で新婦人さんと関係があり毎年来ている。原発事故後、風評被害で福島の果物は全然売れず、4年目にやっと売れるようになった。明日11日で丸8年。県北農民連は、福島市、伊達市、伊達郡の約340戸の農家で、事故前は170戸だったが、事故後の農協のたたかいぶりではどうにもならないということで増えた。県全体では1400戸がたたかっている。確定申告、農産物の産直、消費者との交流、平和運動「9条田んぼ」は15年前からやている。平和トラック行進などいろいろ活動している。
東電と交渉し、農協にもいろいろ教えた
福島第一原発から福島市は60キロ。桃をはじめ農産物は大暴落し、東電と賠償金交渉した。農協などの交渉はその後からで、農協にはいろいろ教えた(笑)。
進まぬ除染問題 8千㏃以下の汚染土を公共事業で使う実証実験に絶対反対
除染は進んでいない。庭先に積んだ除染土がそのまま置かれ、それが仮置き場に行き、さらに
中間貯蔵所だがそれが決まらない。そこで8千ベクレル以下の汚染土を公共事業で使うと、二本
松、飯館、南相馬で実証実験をやる。とんでもないことで絶対反対の運動をしている。
脱原発・原発ゼロをめざす運動
海外にも行って原発反対を言っている、TVにも出演した。小中学校にも訪問している。そ
れで海外でも原発をやめる所が出てきた(笑)。原発ゼロ法案は、誰も反対できない法律だ。ぜ
ひ今年の参議院選挙で争点にしたい。福島の希望だ。
農民連では、ミドルクラス(中規模)の太陽光発電を計画中。福島各地で発電し、生協に売る。原発は卒業、電気は選べる。私たちは犠牲者で終わらない。原発ゼロ社会を次世代に残す。つながっていれば負けない。頑張りましょう。
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「原発ゼロの未来へ・福島とともに」NO NUKES十勝集会
【原発連ニュースに見る道原発連のあゆみ】 第31回 第135号(2002年6月12日)から第137号(2002年8月10日)まで。
2019年2月 原発・核燃サイクル関連日誌
「原発ゼロの未来へ・福島とともに」NO NUKES十勝集会
3月9日午後1時、JR帯広駅南広場に集合し、「明日があるさ」の替え
歌をうたい、「原発ゼロだ、これからは、自然エネルギーの時代です、風力、
太陽光、バイオマスモあるさなどと。参加者は58人(写真)。
主催は、原発をなくす十勝連絡会と泊原発の廃炉をめざす会十勝連絡会。
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【原発連ニュースに見る道原発連のあゆみ】 第31回 第135号(2002年6月12日)から第137号(2002年8月10日)まで。
北電がプルサーマル「2010年までの実施を目途に検討中」と回答
第135号(2002年6月12日)には、道原発連が5月22日に北電に泊原発の使用済み核燃料42体を六ケ所村の日本原燃の貯蔵施設に搬送したのは、泊原発でのプルサーマル計画実施の確実性が増していることを示すものだと指摘し、使用済み核燃料の保管状況、同燃料搬出の目的、プルサーマル計画の検討状況について回答を求めた。これに対し、北電が貯蔵プールの保管可能量に対する保管率が46%でまだ余裕があることを認め、これは国の政策に沿って再処理し、核燃リサイクルを進めるためであると回答。さらにプルサーマル計画は2010年を目途に実施したい、何号機で実施するかを含めて検討中だと初めて回答したことを明らかにしています。2面には、「プルサーマルは資源の有効活用か―電機事業連合会の新聞広告を読む」とのタイトルで、科学者会議の石崎健二氏の小論が掲載されています。また、資料として5月20日に「刈羽村で「プルサーマルについて」と題して中央大学教授の館野淳さんが行った公演内容の概要(B4判、2頁)もとじこまれています。愈々プルサーマル計画との闘いが迫っていることが伝わってくる内容です。
電源3法の原発周辺住民への給付金めぐる個人情報保護で原発連が道に申入れ
第136号(02年7月16日)には、道原発連画6月28日に、道庁の資源エネルギー課を訪れ、電源3法交付金制度にもとづき、原発周辺住民に交付される原発給付金を受け取らなかった個人情報が、北電から道・県に伝えられていた問題について、不必要な個人情報は持つなと申し入れたことを取り上げています。同給付金は、泊、共和、神恵内の3つ町村住民及び事業者の電気料金を割り引くもので、資源エネ庁-道―外郭団体・電源地域振興センター、北電を経由して地元に振り込まれるもの。96年度から2001年度までの受け取り拒否は1件。この情報は、北電からの調査をもとに、外郭団体の振興センターが作成、道に提出した給付金の実績報告の付属資料に記載されていたもの。道として、その情報は必要がないもので、提出を求めたこともないとの回答だったと書かれています。この直後経産省資源エネ庁は7月3日、15道県と外郭団体の振興センターに対し、拒否者の氏名や拒否理由は自治体に報告する必要がなく、個人情報の保護に万全を期すように指導した(道新、7月4日)ことが明らかになったと追記されています。機敏申入れだったとわかります。
第137号(02年8月10日)には、9月8日に宮城県石巻市で開催されるプルサーマルをやめさせよう!「女川原発18年―住民監視を考える―全国交流集会への参加の呼びかけ、「幌延・深地層研究所は何のためか?」と題し、石崎健二氏(科学者会議会員)がその狙いと懸念を指摘。2面には「泊村からのレポート」として、伊藤正明氏(後志住民の会事務局長)が、泊3号機の国の安全審査が終わっていないのに、現地では土砂の運び出しなど建設工事が事実上行われていることを告発、何があっても予定通り2008年12月に営業運転を開始するためだという。運動も先手を取って抜かりなく対応しなくてはとのコメントも書かれています。
2019年2月 原発・核燃サイクル関連日誌
1/31 北電、通期黒字へ、増配も 公表 (2.1 朝日)
1/31 奈井江火力 配管2本交換へ (2.1 朝日)
2/5 「原発ゼロ法案」国会審議求め市民と野党決起集会 (2.6 赤旗)
2/4 関電 40年超原発再稼働延期へ(高浜1,2号、美浜3号機)(2.6 赤旗)
2/8 福島第一2号機 13日に燃料デブリ接触調査へ (2.8 朝日)
2/7 奈井江火力1号機復旧 (2.8 朝日)
2/8 原発 女川再稼働問う投票求め署名11万県に提出 (2.9 赤旗)
2/8 原子力機構 1月30日の放射能漏れ 容器を包む袋に穴と発表 (2.10 赤旗)
2/12 イレブンアクション 「原発ゼロ基本法案」リーフ配布
2/12 スペイン 35年までに全原発閉鎖へ「総合計画」(2.16 赤旗)
2/13 九電 玄海2号機の廃炉決定 (2.13.14 朝日)
2/11 奈井江火力2号機不具合で停止 (2.11 北電プレスリリース)
2/13 福島第一2号機 溶けた核燃料に接触 (2.14 朝日)
2/13 規制委 東電柏崎刈羽、福島第一、第二の火災トラブル放置で調査へ
(2.14朝日)
2/15 1月28日、2月4日の東区、北区停電で菊地道議点検要請
(2.15 赤旗)
(2.15 赤旗)
2/13 原子力規制庁 原発予防措置33件放置で 東電本社保安検査へ
(2.14 赤旗)
2/13 福島第一原発構内作業で過労死 東電などへ提訴(2.14 赤旗)
2/15 東海第二 原子力発電と30k圏内8市町村と協定 (2.16 朝日)
2/15 経団連中西会長 浜岡原発視察で「早く再稼働を」 (2.15 朝日)
2/15 福島第一3号機 燃料取り出し最終訓練公開 (2.16 朝日)
2/16 第28回原発連総会 ちえりあ
2/20 大熊町4月にも避難指示一部解除へ 立地自治体初 (2.20 朝日)
2/20 横浜地裁 原発避難国・東電に4.2億円賠償命令 (2.20 朝日)
2/22 日本原電 東海第二再稼働方針 茨城県・東海村に伝達 (2.22 朝日)
2/22 規制委 泊原発に活断層「否定できない」と指摘(2.23 道新)
泊原発再稼働に暗雲 (2.23 朝日)
2/23 厚真火発 余震 耐震性(想定震度5)に不安(2.23 道新)
2/23 明るい革新道政をつくる会 知事候補石川知裕氏の推薦
2/22 日本原電東海第二 方針説明に茨城県知事{不快感}
(2.23朝日)
2/22 日本原電東海第二 方針説明に茨城県知事{不快感}
(2.23朝日)
2/24 泊原発活断層で原発連代表委員 廃炉決断をの談話(2.24赤旗)
2/24 九電 10回目の「出力抑制」 (2.25 赤旗)
2/23 北電伊達発電所2号機 トラブルで停止
(2.24 北電プレスリリース)
2/25 原子力機構 放射性物質漏れ袋に穴と文科省に報告 (2.26 朝日)
2/26 福島汚染土再利用計画「最大99%可能」と試算 (2.26 朝日)
2/26 チエルノブイリデー6団体10人シール投票
再稼働反対27 賛成1
2/27 北電 石狩湾発電所1号機(LNG)約57万Kw営業運転
(2.27 北電プレスリリース)
2/26 政府地質調査委員会 日本海溝沿い地震 30年以内M7~8「高確率」
(2.27 赤旗)
2/28 福島世論調査 除染土再利用反対61%、処理水海洋放出反対65%
(2.28 朝日)
2/27 4月電気料金引き下げへ 北電96円へ
(2.27北電プレスリリース)
2/28 奈井江火力2号機 復旧 (2.28 北電プレスリリース)